Soixante dix-sept

フランス北部のアンティークフェアで出会ったマーガレットのブローチ

以前もご紹介したマーガレットのブローチ。
老舗宝石店「Mellerio dits Meller」がノベルティで出したマーガレットのブローチ。

メレリオ・ディ・メレーの歴史は日本で言う江戸時代の初期にまでさかのぼります。メレリオは1613年にマリー・ド・メディシス摂政王妃に自由に商売できる特権を与えられました。
それから183年後の1796年に初めてメレリオメレーという店舗を構えます。
女王マリー・アメリと国王ルイ・フィリップの寵愛を受け、御用達商人の一人として数えられるようになりました。
1848年にフランスで2月革命が起きたときに、メレリオ家はスペインのマドリッドへの移住を余儀なくされ、パリの店を閉めましたが、ナポレオン３世が台頭してきた1852年にはパリに戻り店を再開、その後ナポレオン３世の御用達になりました。
代々家を絶やさなかったジュエラーであるメレリオ・ディ・メレーは、グランサンク（パリ5大宝石店）のひとつとして数えられる老舗の名門ジュエラーとして、最古のブランドとして今でもパリのRue de la Paixにお店があります。

歴史のあるお店らしく、小さいながら立体感がありしっかりとした造りです。

シルバープレートの花びらに花芯部分はゴールド色。

A…最長幅約3cm　若干摩耗、黒ずみあり
　　　裏面にMellerio Meller Paix9 Paris刻印　Sold out

B…最長幅約3cm　若干摩耗、Aに比べると明るめの花びら
　　　裏面にMellerio Meller Paix9 Paris刻印　

共通して針先はさほど鋭利になってはおりません。
また針は太いタイプですので細かい目の生地にはお気をつけてご使用くださいませ。


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【購入国】フランス
【製造国】フランス
【年代】1930年頃