Soixante dix-sept

パリの蚤の市で出会ったポルセリンのプレート

しっかりとした磁器のプレートにハンドペイントで小さな花の模様とバラ模様が描かれています。
落ち着いた深いグリーンが金彩とよく合います。

ペイントの剥がれがあります。（写真でご確認くださいませ）
また金彩部分に薄い黒ずみあり。
薔薇の花部分に金彩の擦れが一か所あり。

裏面刻印は金彩で塗りつぶしています。
素焼きの窯と色付けをする窯が異なる場合、素焼きをした窯の刻印がこのように消されることがあります。
薄っすらと透けて見える部分を解読するとFRANCEとMEHUNと読めます。
この刻印は優秀な白磁を製造するので定評がある創業1818年のPILIVUYT(ピリヴィ)のもの。こちらの白磁を買い取り絵付けを他で施したプレートの様です。
隣にはセーブル焼きの刻印に似たものがありますが、こちらは贋作として入れたものと思われます。
いずれにせよ、しっかりとした造りなのでそんなお話も話題として普段使いにお愉しみいただければと思います。


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【購入国】フランス
【製造国】フランス
【年代】1900年代初頭
【サイズ】最長直径　約20cm