Soixante dix-sept

パリ市内の蚤の市で出逢ったフレンチジェットのブローチ

フレンチジェット（ガラス）に繊細なラインで浮かび上がる美しいカメオ。
イヤリングや髪飾り、洋服の襟元など細かい部分までしっかりと表現されています。
カメオの人物はなかなかお気に入りの人に出逢うのが難しいのですが、凛とした彼女の横顔に一目惚れしました。

ヴィクトリア女王が、最愛の夫である夫が亡くなった喪に服する意味でジェット（木の化石）という漆黒のジュエリーを身につけていたことから始まったモーニングジュエリー。　
高価なジェットの代用品としてガラスで造られたものをフレンチジェット、樹脂でできたものをボルカナイトと呼んでいます。

台座はメタル。
留め具は引っ掛けるだけのCクラスプ。

裏面に若干擦れなどが見られます。
目立った欠けはありませんが縁に小さなチップは見られます。
針の状態は良好です。

古いブローチの針には現在のものより幾分太めのものもございます。
先もそれほど尖ってないものもございます。
目の詰まった生地にご利用になる際は十分お気を付けくださいませ。

当店で販売する商品は人手に渡ってきたものです。経年による劣化や損傷などがある場合がございます。
目立つところはできるだけ商品説明にて記載させていただきますが、説明以外にも小さな傷や汚れがある場合がございます。
古いモノの特徴として、ご理解とご了承をお願いいたします。

全ての状態を書き留めるのは困難なため、状態が気になる方はご相談ください。

【購入国】フランス
【製造国】フランス
【年代】19世紀末
【サイズ】直径　約2.9cm