シャルトルの街で見つけたBrulotのカップ。
Brulotとは19世紀のビストロで使用されていたもの。
白く、重量感のある磁器でできていてカップの裏が凹んでいます。
珈琲がまだ貴重だったこの時代、珈琲一杯では身体は温まらないので、飲み終えた後にここにカルヴァドスなどを入れてクイっと飲んでいたそう。
珈琲で温まったカップで飲むと、リキュールの香りも立ち、美味しく飲めたようです。
刻印はありませんが製造者のマークが2本傷で入っています。
これは当時の職人が自分の出来栄えを確認するために付けていたものだそう。
取っ手には碧いお花の模様。
ゴールドのラインも効いています。
手にずっしりとくる重みもこのカップの特徴の一つ。
ストンとしたラインで程よい大きさなので普段使いのマグにぴったり。
目立った欠陥はありませんが、細かい傷などがあります。
また取っ手部分にヘアラインのヒビあり。(使用に問題はないと思われます)
人手に渡ってきたものです。古いものの雰囲気をご理解いただけるかたにお届けできたらと思います。
※全ての状態を書き留めるのは困難なため、状態が気になる方はご相談ください。
【製造国】フランス
【購入国】フランス
【年代】1900年前後
【 サイズ 】カップ Ф7.5cm×H8cm