パリの蚤の市で出逢ったクレイユ・モントローのブリュロカップ
Brulotとは19世紀のビストロで使用されていたものです。
白く、重量感のある磁器でできていてカップの裏が凹んでいます。
珈琲がまだ貴重だったこの時代、珈琲一杯では身体は温まらないので
飲み終えた後にここにカルヴァドスなどを入れてクイっと飲んでいたそう。
珈琲で温まったカップで飲むとリキュールの香りも立ち美味しく飲めたようです。
色んな窯から製造されていますが、今回はクレイユモントローのもの。
歴史は古く発足は1700年代にまで遡ります。
合併・買収を繰り返し、幾度と無くその名を変え1955年に歴史の幕を閉じています。
こちらの刻印はL.M&Cieの時代になります。
この窯らしい暖かみのある優しい白に釉薬で若干青みを感じます。
取っ手部分の羽のようなレリーフが美しく白磁にブルーのラインが効いています。
目立った欠けやヒビはありませんが、チップ、口周りのアタリ、高台の欠けがあります。
高台の欠けは置いた状態では気になりません。
内部の状態はとても良いです。
人手に渡ってきたものです。
古いものの雰囲気をご理解いただけるかたにお届けできたらと思います。
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※全ての状態を書き留めるのは困難なため、状態が気になる方はご相談ください。
【購入国】フランス
【製造国】フランス
【年代】1840-1875年
【サイズ】口部分直径 約8cm 高さ 約8cm