ヴァンヴの蚤の市で出会ったカットスチールのブローチ
キラキラと光りに反射する星型のブローチ。
カットスティールと呼ばれる素材でザクザクとカットし磨いた鉄を鋲状にしプレートの上に一つ一つ留めているものです。
カッティングからの工程を考えると気が遠くなるほどの職人技になります。
多面カットを施した小さなスチールは18世紀にイギリスで発明され、高級素材の装飾にも使われていました。
キラキラと輝く美しさはダイヤの代用品として用いられていたそう。
19世紀末頃まで生産されていましたが、スチールは錆びやすく価格も安くはないため次第に生産されなくなってしまいました。
中央部分に少し錆跡があります。
カッティングはそれぞれ異なります。
針の状態は悪くありません。
古いブローチの針には現在のものより幾分太めのものもございます。
先もそれほど尖ってないものもございます。
目の詰まった生地にご利用になる際は十分お気を付けくださいませ。
当店で販売する商品は人手に渡ってきたものです。経年による劣化や損傷などがある場合がございます。
目立つところはできるだけ商品説明にて記載させていただきますが、説明以外にも小さな傷や汚れがある場合がございます。
古いモノの特徴として、ご理解とご了承をお願いいたします。
全ての状態を書き留めるのは困難なため、状態が気になる方はご相談ください。
【購入国】フランス
【製造国】フランス
【年代】19世紀末頃
【サイズ】最長 約2.4cm