パリで出会ったショワジールロワのプレート
一般の方が参加できるvide-grenierと呼ばれるフリーマーケット。
基本的に日用品がメインなのですが、極、本当に極まれにとても素敵なアンティークに出逢えます。
そんな数少ない出逢いの一つ。
とても素敵にお年を召したムッシューがご自身のコレクションを並べていた中から譲っていただきました。
ショワジールロワ窯を設立したPaillart兄弟の名前がまだ入っている時代の刻印(P&H/Choisy/20)
同じ19世紀でも後半のものとは質感が異なり、繊細で軽やかなファイアンスフィーヌと呼ばれる上質な陶器になります。
また釉薬も変わっていて虹色の艶を感じます。
ショワジーらしく発色の良い色付けが施され、縁取りには緻密なレリーフ模様が入っています。
このタイプにはいくつかのシリーズ(基本12枚)があるのですが、今回は"Scenes Populaires"(庶民たちの一場面)という少し皮肉っているもの。
女性二人が対話をしています。
「La legume,Si chere」(野菜の高いこと!)
薄いスクラッチ傷あり。
レリーフに微細な摩耗が数か所あり。
縁に一か所チップあり。
底が若干湾曲しているので硬いものの上だとクルクル周ります。
目立った欠けやヒビはなく艶もありよい状態です。
人手に渡ってきたものですので、古いものの雰囲気をご理解いただけるかたにお届けできたらと思います。
写真に撮りきれない小さなチップ、小傷などがある場合もございます。
また貫入があるものは水気の多いものを置いた場合水染みができてしまうことがございます。
当店で販売する商品には経年による劣化や損傷などがある場合がございます。
目立つところはできるだけ商品説明にて記載させていただきますが、
古いモノの特徴として、ご理解とご了承をお願いいたします。
※全ての状態を書き留めるのは困難なため、状態が気になる方はご相談ください。
【購入国】フランス
【製造国】フランス
【年代】1818〜1836年
【サイズ】直径 約22cm